アート没入体験

「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」へ行ってきた。

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これはチームラボという自称「ウルトラテクノロジスト集団」が企画した大展覧会である。自称「ウルトラテクノロジスト集団」と聞くと「?」と思うかもしれないが、この集団は世界的に活躍しているテクノロジーアート集団である。

普通のアート展へ行く気分で行ったが、いい意味で期待を大きく裏切られた。アートの共創体験(アートを共同で創造する体験)ができただけでなく、アートの没入体験(アートへ入り込む体験)ができたと言っても過言ではない。

写真を撮ってもよかったためいろいろ撮ったのだが、いかんせん映像作品が多く、体験することに価値のある展覧会のため、写真ではどうも魅力が伝わらない。まーせっかく撮ったので載せておこう。

「花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に」
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「花と屍 剝落 十二幅対」
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「増殖する生命」
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「冷たい生命」
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「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」
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(壁に映し出される文字に触れるとその文字は徐々に消えていく)

うーん、やはりあまり伝わらない。
オフィシャルサイトの動画の方が伝わるかも。

 

 

どの作品も素晴らしかったが、私が特に心を打たれた作品は下記2つ。

「花と我と同根、庭と我と一体」


「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」

まず「花と我と同根、庭と我と一体」。
通常、お花畑だと地面に花が敷きつめられているが、これは空間に花が埋めつくされている。そして人が動くとそれに合わせて花が上下に動き、花だらけの空間の中に人のスペースが空けられる。花はもちろんすべて生きている花。そのため、花の濃い香りが空間いっぱいに広がっている。非日常的で、不思議で、素敵な空間だった。

そして「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」。
何羽ものカラスが飛び回り、その軌跡が光となり、やがてカラスは花となり散ってゆく。前後左右に距離をとっていくつかモニターが置いてあり、映像が立体的に目に飛び込んでくる。圧倒的な迫力でとても感動した。

「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」
5月10日(日)まで日本科学未来館で開催中。
http://odoru.team-lab.net/