水が大好きなので、美術展「水 神秘のかたち」を観に行ってきた。

私は水が大好きだ。お酒も好きだが、最近はかなり水が好き。私が自宅で食事をするときに飲むものは、お茶ではなく水だ。

水の魅力は、ほとんど味がないこと。水ほど無味に近い飲み物は存在しない。よって、どんな料理も邪魔をしない。

もちろん料理を引き立たせる飲み物も存在する。私は日本酒と刺身のコンビは最強だと思っている。それに比べると、水は料理を引き立たせることはしない。しかし、どんな料理でも確実に邪魔をしない。その汎用性で水に勝るものはない。

また、ほとんど味がないため、口の中や気分をリセットするのに最適である。お茶もいいのだが、無味に近い水は自然に洗い流してくれる。

そんな水が大好きな私は、美術展「水 神秘のかたち」を観に行ってきた。

展示されていた作品の解説が私にはわかりづらい部分が多かったのだが、水を神仏として祀っていたり、祈りの対象にしていたり、古来からどれだけ水が神秘的なものとして扱われていたのかがわかった。

そして今の時代は、水を神仏として祀ったり祈りの対象にすることは一般的にはない。しかし昔の人は、水についてこれだけ数々の作品を残すくらいだから、おそらく真剣に水を神仏として祀り、水に祈りを捧げていた人が多かったのだろう。

なので、その時代にある常識は一過性のものにすぎない、ということも再確認した。

おそらく今の時代に常識とされているものを未来の人が振り返ったら、水を神仏として祀ったり祈りの対象にしている昔の人を私たちが振り返るような感情を抱くのだろう。「当時はこういうことが信じられていたんだ。今ではない」と。

ということで。水についての熱い想いを書きながらコーヒーを飲んでいる淳平でした。

水 神秘のかたち

<期間>
2015年12月16日(水)~2016年2月7日(日)
<会場>
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
<開館時間>
10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)
※2016年1月10日(日)は20時まで開館
※2016年1月2日(土)は18時までの開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
<休館日>
火曜日、12月30(水)~2016年1月1日(金・祝)
<入場料>
一般 当日1,300円 前売1,100円
大学・高校生 当日1,000円 前売800円
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
<URL>
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_6/index.html

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