映画「テッド」を観て、テッドとジョンの友情に胸が熱くなった。

評判通り、かなりおもしろかった。

ストーリー

時は1985年のクリスマス。8歳の男の子ジョン・ベネットは、両親からテディベアのぬいぐるみをプレゼントされる。近所の子どもたちから仲間はずれにされ友だちが一人もいないジョンは、ぬいぐるみをテッドと名づけて片時も離さずにいた。だけど……ジョンは星に願いをかけた。「テッドが本当にしゃべってくれたらいいのに……」

すると奇跡が起きた。何とテッドに命が宿り、「僕をハグして! 」と、しゃべりかけてきたのだ。こうして、ジョンとテッドは、いつまでも仲良く一緒に暮らしたのだった……。

それから27年の歳月が流れ、ジョンとテッドは今も一緒にいた。35歳になったジョンはレンタカー店員としてうだつの上がらない日々を送っている。テッドは昔のまま見かけだけは愛くるしいぬいぐるみのままだったが、中身はまったく可愛くないキャラに変貌していた。

まさかの理由でテッドがぶちギレ

いやー、笑った笑った。

一番おもしろかったのは、テッドとジョンが喧嘩をするシーン。まさかまさかの理由でテッドがぶちギレて、殴り合いの喧嘩になる。その引き金となったジョンの一言にめっちゃ笑った。テッドそこでキレるんだ、ていうね。

ちなみに、ところどころセリフの中に比喩表現が出てくるんだけど、それは英語の表現から日本人に伝わるような表現に変えられているらしい(英語の表現をそのまま日本語にしても、その比喩表現が日本人に伝わらないからね)。そして、その英語の比喩と日本語の比喩が合ってない、みたいな意見があるらしい。

私は英語の表現がどんな表現だったのかわからないんだけど、特に違和感を感じるところはなかった。英語でも日本語でも観られる人は違和感を感じるのかもね。

小さな子供には観せちゃダメ

そして、思っていたより過激な話だった。あくまで「思っていたより」なんだけどね。下品なシーンや過激なシーンがちょいちょい出てくるんだけど、テッドがあれだけかわいい風貌をしてることもあってそのギャップに驚いた。R15指定なのも納得。テッドがかわいいからって、小さな子供には観せちゃダメな映画だね。

月並みだけど、笑いあり、涙ありの映画

全体としては、やはりテッドとジョンの友情にグッときた。

テッドとジョンの仲が良いが故に起きてしまった揉めごとがあったときも、テッドは相変わらず毒舌。でも、そのあとにテッドがとても切ない表情をすることがある。
その表情を観ると、友情の深さを感じてなんとも言えない気持ちになった。

月並みだけど、笑いあり、涙ありの映画だった。

ちなみに、ジョンが「テッドがしゃべってくれればいいのに」と願って、その願いが叶ってテッドがしゃべるようになる、っていうTHE作り話って感じの設定も、わかりやすくてよかった。