建築を学んでた友人に勧められて観に行ってきた。
概要
世界的に活躍する建築家 フランク・ゲーリーは、世の中に衝撃を与えたビルバオ・グッゲンハイム美術館をはじめ、昨年開館しルイ・ヴィトン財団など、半世紀以上にわたり建築の慣習を覆し、世間の常識に挑戦する作品をつくり続けてきた。
見る者を圧倒し、人々の印象に深く残り続ける–その誰にも真似できない建築は、どのように生まれるのか。
つくっては壊し、またつくり続けることで生まれる数多くの模型や、アイデアの実現に不可欠なテクノロジー、またゲーリー自身の言葉を通して、アイデアが生まれる背景や完成までのプロセス、建築家の変わらぬ信念と力強い姿勢をひもといていく。
奇抜な外観なのに、内部の居心地の良さを重視している
私は建築についてまったく知識がないので、ゲーリーのことも知らなかった。でも友人から、「多分吉原くん好きな感じだと思うよ」と言われたので行ってみた。うん、好きな感じだった。
ほとんど写真撮影okだったので、写真を撮ってきた。
ちなみに、ゲーリーのアイデアが形になるまでの様子が展示されてるメインの展示室の写真を中心に撮ってきた。
その展示室には、ゲーリーがこのような建築物を作る際に、実際に作ったアイデアの模型が中央に展示されていた。
以下、その中の1つ、「ル・ルボ脳研究所」ができるまでに出てきたアイデアの模型たち。
こんな感じで
色分けしたり
いろんな素材を使って
模型を作り、
全体のバランスを考えて
イメージを固めていき、
やがてゲーリー独自の
奇抜な建物が
完成する。
ゲーリーの建築物はこれらのような外観をしていながらも、内部の居心地の良さを重視していて内部の設計から始めている、というから驚きだ。
そしてこのメインの展示室には他に、効率的に設計を行うためにゲーリーが作った「ゲーリーテクノロジー」の映像解説や、展覧会ディレクターが作ったゲーリーのアイデアの要素を整理したものが壁に描かれている。
また、この展覧会自体はその他に、ゲーリー宅の模型や写真やゲーリーのマニフェストなどが展示されてる展示室、ゲーリーが描いた魚のスケッチやゲーリー自身が撮った写真が飾られている展示室に分かれていて、展示室の外にはゲーリーが手掛けた3つの建物の映像が映し出されている。
ちなみにゲーリーのマニフェストはこれ。
ゲーリーのアイデアの片鱗に触れられた
建築物でこういう作品を作るのは、絵画を描くのとはわけが違う。人を収容するものだし、関わる人の数も圧倒的に多いしね。
なので、これらを実際に形にしちゃうなんて、ゲーリーのぶっ飛び具合は半端ない。
素人目にもそれはわかる。
そんなゲーリーのアイデアの片鱗を垣間見ることができた。行ってよかった。
建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea”
<期間>
2015年10月16日(金)~2016年2月7日(日)
<会場>
21_21 DESIGN SIGHT(ミッドタウン・ガーデン内)
<開館時間>
10:00~19:00(入場は18:30まで)
<休館日>
火曜日
年末年始:2015年12月27日(日)~2016年1月3日(日)
<入場料>
一般 ¥1,100
大学生 ¥800
高校生 ¥500
中学生以下 無料
<URL>
http://www.2121designsight.jp/program/frank_gehry/