美術展としてはちょっと微妙だった。美術展「アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家-」を観に行った。

練馬区立美術館開館30周年を記念した美術展。
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アルフレッド・シスレーとは

フランス・パリのイギリス人実業家の裕福な家庭に産まれた、印象派を代表する画家のひとり。

18歳で商いを学ぶためにロンドンへ渡ったとき、イギリスを代表する巨匠たちの作品に触れて画家になることを決意。
その後パリへ戻り、本格的に制作活動を開始し、生涯を通じて風景を描き続けた。

交流のあった画家はモネ、ルノアールなど。

典型的な印象派の画家

印象派というとモネのイメージがあるが、モネと比べてシスレーの作品は全体的に輪郭がはっきりしている。

極力主観を取り除こうとしたかのような、風景をあるがままに描こうとしたかのような。でも写実主義のようなリアリティとはまったく違った、やわらかい光を感じる。

モネなどの印象派の画家はのちのち印象派の技法を離れたものの、シスレーは一貫して印象派の技法を使い続けたため、シスレーは典型的な印象派の画家といえるらしい。

ちょっとがっかり…

典型的な印象派としてシスレーの作品を観られたのはよかった。
でもこの美術展は、シスレーの作品が20点しか展示されてないので、正直ちょっと物足りなかった。
シスレーの作品はすぐに観終わってしまった。

3つの章に分かれている美術展なのだが、第1章はシスレーの作品の展示。
第2章はシスレーが描き続けたセーヌ川についての検証。
第3章はシスレーに影響を受けた日本人画家の作品を展示。
なので、シスレーの作品が展示されているのは第1章だけなのである。

おまけに入り口付近のパネルに、モネとシスレーの対比について「シスレーの特徴は非妥協性である」と書かれているところがあって、おいおいそれじゃーモネが作品作りを妥協してるみたいじゃん!と思った。
あーいう美術展のパネルには、あまり書いてる人の主観は入れない方がいい。

ということで、いろいろとちょっと残念だった。

まーでも作風に変化がないみたいだし、たくさん展示しても代わり映えしないのかなぁ。仕方ないのかなぁ。

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