ほっこりする名作。映画「バグダット・カフェ」を観た。

ずっと観よう観よう思ってたけど、ようやく観られた。期待通りの作品だった。

主人公はドイツ人のヤスミン。
ヤスミンは夫と一緒にアメリカを旅行中だったが、途中で夫と喧嘩になり夫の運転する車を降りてしまう。
そしてヤスミンが歩いて辿り着いた場所が、モーテル兼カフェ兼ガソリンスタンドのバグダッド・カフェ。
そこにいるのは変わり者ばかりだが、ヤスミンが現れてから周りの人たちの心に変化が起き始める。
そんな話。

まずはオープニングで砂漠をバックに「コーリング・ユー」が流れたところで心を掴まれた。とてもいい曲。

そして映像美。基本的にバグダットカフェの中とカフェの外の砂漠の映像だけなんだけど、砂漠の映像がとても綺麗だった。

あと途中で主人公の裸のシーンがある。主人公の体は正直ちょっとだらしない体…。普通の映画だったら美しい女性の美しい裸を映すが、この映画は違った。
でもそれがリアルな感じがして逆にとても印象的だった。

んでエンディングにかけての展開。途中の暗めな雰囲気から考えると最後の方はちょっと強引なくらいライトな雰囲気になるんだけど、その展開がすごく好きだった。

全体的に大きな事件が起きるような話ではないけど、ヤスミンによって徐々に周りの人たちの心が変化していくのが観ていて心地よかった。
人間関係で疲れている人とか嫌なことがあった人にオススメ。

明日はなんかいいことあるかも。
そんなことを思わせてくれる映画だった。